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ビノテクノ 天体望遠鏡パーツ
EZM-正立天頂ミラー(左右ペア)
主な特長
■EZMの機能と原理
■EZMの構成
一般的なEZMは次の部品で構成されます。
鏡筒接続部の端面からアイピーススリーブの端面までの光路の距離を光路長と呼びます。鏡筒のバックフォーカスがこの光路長以上ないと合焦しません。 ■EZMのアライメント要素
先述の光路のベクトルを実現するため、EZMの構成部品には次のようなアライメント要素が求められます。各ケースの頂角=60度 各ミラーの入射角=反射角=60度(参考:通常の天頂ミラーは45度) 第1ケースと第2ケースのねじれ角度=ARCCOS(1/3)≒70.53度 これらのアライメント要素のうちどれかひとつでもずれていると正確な「像の180度回転」と「見口の90度折り曲げ」の両立ができません。 ■EZMのX-Y光軸調整ネジ
■視野回転の一致
先述のEZMのアライメント要素や後述の鏡筒平行のどれかがずれていると、X-Y光軸調整ネジで像の視野中心を一致させても視野の回転角度が一致せず不快な見え方になります。この不一致は星よりも昼間の遠くの景色、特に水平あるいは垂直な構造物を見たときに気づきやすいです。敏感なユーザーは0.5度のずれでも気づくようです。 この不一致をX-Y光軸調整ネジで調整することはできません。自作EZMによる双眼望遠鏡でこの視野回転の不一致が発生した場合、EZMの各アライメント要素や鏡筒の平行、接眼部のたわみを再チェックしてください。 特にもっともこの視野回転に影響を与えるのはEZMの第1ケースと第2ケースのねじれ角度です。このねじれ角度のずれ量と視野回転量はほぼ同じになります。つまりねじれ角度が0.5度ずれると視野回転量も179.5度になったり、180.5度になったりします。ちなみに第1ケースと第2ケースを接続するリングの直径が60mmの場合、0.5度はリングの周上で0.26mmに相当します。かなりデリケートであることが分かっていただけると思います。 次に影響を与えやすいのは鏡筒の平行や接眼部のたわみです。これらがずれている状態でX-Y光軸調整ネジを使って無理やり像の視野中心を一致させると必ず視野回転の不一致が発生します。
■鏡筒選択時の注意
どの市販鏡筒を選択して双眼望遠鏡を作るかはオーナーにとって一番の関心事です。光学性能が優秀であることはもちろんですが、次のような点にも注意が必要です。 【接眼部の剛性】 EZMは比較的重く、またアイピースの位置が接眼部の軸中心からオフセットされるので、十分なたわみ剛性、ねじれ剛性が必要です。 【バックフォーカス量】 EZMの光路長より10ミリ以上長いバックフォーカス量が望ましいです。市販鏡筒で十分なバックフォーカス量があるモデルは少ないです。 【鏡筒の最大外径】 最大外径でEZMの必要光路長が決まるので、小さい方が望ましいです。3枚玉の対物レンズの場合最大外径が大きいのでバックフォーカス量の足らない場合が多いです。 【鏡筒の真円度】 最近のモデルはまず大丈夫ですが古いモデルではときどき板を丸めて作ったものがあります。このような鏡筒は平行にセットするのが難しいので双眼望遠鏡には向きません。 ■鏡筒連結機構
■目幅調整機構
人によって目幅は異なるので、双眼望遠鏡には目幅を調整する機構があります。その方式には次の2種類があります。
■架台
双眼望遠鏡は見口を常に水平に保つ必要があるため、架台は経緯台が適しています。赤道儀に載せる場合は左右の鏡筒を水平に保つ大がかりな機構が別途必要です。 双眼望遠鏡専用の経緯台は市販されていませんが、使えそうなものを以下に紹介します。【笠井トレーディング AZ-3経緯台】 シンプルな片持ちタイプの経緯台です。微動装置付きなので高倍率での手動追尾も可能です。 【iOptron AZマウントPro】 片持ちタイプの自動導入経緯台です。自動追尾もできるので高倍率での観望も可能です。 【ロスマンディ経緯台 AZ8】 剛性の高い片持ちタイプの経緯台です。片側で15kg搭載可能です。 【SkyWatcher AZ-EQ5GT】 赤道儀にも経緯台にもなる架台です。双眼望遠鏡を取り付ける場合は経緯台モードで使います。自動導入&自動追尾が可能です。 【ケンコートキナーAZEQ6GT】 前述のAZ-EQ5GTの1サイズアップ架台です。 【ビクセンHF2経緯台】 10cmぐらいまでに使えるシンプルなフォーク式経緯台です。使用例も多いです。 【国際光器ブルドッグ経緯台】 剛性の高いフォーク式経緯台です。エンコーダ取り付けが可能なので導入支援が使えます。 主な仕様
ビノテクノ・EZM-正立天頂ミラーシステム取扱開始
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