ラント(LUNT) 天体望遠鏡パーツ
CaKモジュール LS6CaKMD
ダブルスタックエタロンで半値幅0.55Å未満の超ハイコントラスト!
CaKモジュールは、口径10センチ以下の天体望遠鏡の接眼部に挿入して簡単に使える、ダイヤゴナルスタイルのCaK線太陽観測フィルターです。紫外域、赤外域のリーク波長を排除し、安全かつ効果的にCaK線(393.4nm)単色光観測ができるように設計されています。
注)CaK線は肉眼の感知限界にあたる波長なので、眼視より撮影に適した機材です。
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★適合する望遠鏡
CaKモジュールは、 ●対物レンズの有効径がφ100mm以内 ●接眼部が2インチバレルに対応していること
を前提に設計されています。
有効径100mmを超える大口径望遠鏡に取り付けた場合、その過大な熱エネルギーにより、モジュールに障害が発生する可能性があります。必ず、口径100mm以下の小望遠鏡と組み合わせてください。
CaKモジュールは入射する光束の傾き(F値)の許容範囲が広く、F6以上の屈折望遠鏡であればフィルターの半値幅を損なうことがないはずです(F5.4のTeleVue
NP101で確認済)。ただし、市販のアポクロマート屈折の多くは、短波長域での球面収差が大きく、その量によっては、太陽像のコントラストが低下してしまいます。こうした場合、口径を絞ることで対処するか、組み立て精度の良いアクロマート屈折に交換する方法も有力です。 |
▼ 接続図 |
- ダイアゴナルハウジング→複数枚のフィルターを内蔵
- 2インチバレル→複数のフィルターが組み込まれた外径φ2インチ、長さ90mmのバレル
- 接眼バレル→内径1 1/4”、固定ネジ2ヶ所、真鍮リング圧着式
- 1 1/4インチアイピース→すべての1 1/4”アクセサリーが使用可
- CCDカメラ(1 1/4インチバレル仕様)→1 1/4”バレル仕様のCCDカメラが使用可
- Tリング(M42、P=0.75)
LS50FHa/B1200で撮影した画像:
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仕様 |
中心透過波長393.3nm、半値幅2.4Å未満、IRおよびUVの波長を遮断
有効径6mmのブロッキングフィルターを31.7mmダイヤゴナルに内蔵 |
対応する鏡筒 |
対物有効径100mm以下 対物焦点距離600mm以下 |