■補足（2025年6月20日追記）
●New EAF　はモーター出力軸の軸径が4mmに変更された為、現行販売中の「ZWO純正・EAF取付アタッチメント（EAF用･FSQ-85ED/106EDアタッチメント、EAF用･セレストロンSCTアタッチメント）」には適合いたしません。
●タカハシ及びシュミカセ鏡筒をご使用の方には申し訳ございませんが、新しいNew EAF 対応の新製品の発売をお待ち下さい。8月出荷開始予定です。

○惑星から星雲星団撮影まで幅広いシーンで活躍するZWO社製電動フォーカサーシステム・EAFが仕様変更されました。
○今回のバージョンアップで、USBポートがより汎用性の高いUSB Type-C に変更されました。従来通りに、外部12V電源は不要でDC入力端子はありません。データ転送と電源ともにUSB 2.0 ポートを介して、パソコン、ZWO社製CMOSカメラやZWO ASIAIR のUSBハブに 接続することで給電します。ケーブル管理を簡素化し、電源の消費電力も軽減されます。
○この点以外の、取付寸法、外装寸法、ソフトウエァ的な接続条件などはすべて変更がありません。また付属品にもほぼ変更はありません。
○SkyWatcher/GSO社製のクレイフォード及びラックアンドピニオン接眼部にに対応（※一部例外あり）
○別売のアタッチメントを併用すれば、タカハシ製鏡筒（※一部例外あり）、ビクセン鏡筒（※一部例外あり）、セレストロン製鏡筒にも対応！
○パソコン（ASISTUDIO / ASCOM対応ソフト）もしくは ZWO ASIAIR から制御する場合はスタンダードセットで対応可能！
○スタンドアローンでもピント合わせが可能なマニュアルコントローラー付属のアドバンスセットもご用意！

精密なフォーカス ●新しいEAFは、ブランドの特徴であるミニマリストデザイン（不要な要素や装飾を削ぎ落とし、シンプルで洗練されたデザイン）を継承し、従来のEAFと同様の外部電源モデル「New EAF」に加え、バッテリーを内蔵し更なるケーブルレス環境を提供する「EAF Pro」*がラインナップ。様々なユーザーニーズに対応します。 *バッテリーを搭載する「EAF Pro」は、ZWO社による日本への輸入認定の取得手続きに時間を要する為、現在のところ入荷時期の目途が立っておりません。正式認定が取得出来次第の発売となります。

よりユーザーフレンドリーに ●「New EAF」は、より汎用性の高いType-Cインターフェースを搭載し、幅広い互換性と容易な設置を実現します。 新たに追加された「EAF-Pro」*は、内蔵バッテリーとBluetooth接続を搭載し、電源供給の制約を軽減し、更なるケーブルレス環境を提供します。また、マニュアルフォーカスボタンも搭載しており、設置後でも直接調整が可能で、最大限の柔軟性と利便性を提供します。両モデルとも、よりユーザーフレンドリーなフォーカス操作を実現し、息を呑むような宇宙の映像をピンポイントで正確に捉えます。 *バッテリーを搭載する「EAF Pro」は、ZWO社による日本への輸入認定の取得手続きに時間を要する為、現在のところ入荷時期の目途が立っておりません。正式認定が取得出来次第の発売となります。

ミクロンレベルの位置決め精度 ●New EAFは、コンパクトながらも強力な性能を備えた高精度カスタムステッピングモーターを搭載しています。1:128の減速比により、モーターは強力なトルクと精密な制御能力を発揮し、ミクロンレベルの位置決め精度を実現します。各回転はコマンドに正確に応答し、正確で信頼性の高いフォーカスを実現します。

5kgの高耐荷重* ●天体観測機器は、多くの場合、様々な重量部品を必要とします。New EAFはコンパクトなサイズにもかかわらず、ZWO研究所で厳密な試験を経て、最大5kg*の高耐荷重を実現しています。その強力な性能により、多様な観測ニーズに対応します。 *ZWO社製FF-APOシリーズ鏡筒の接眼部においての数値です。その他のメーカー製接眼部の場合はこの数値とならない場合もございますので予めご了承ください。

汎用性の高いType-Cインターフェース ●New EAF はUABインターフェースがType-Bからより汎用性の高いType-Cにアップグレードされました。 カメラのUSBハブや、コンピューター、またはASlAlRにType-Cケーブルで接続して、USB通信と同時にEAFに直接電力を供給できます。ケーブル管理を簡素化し、電力負荷を軽減します。

幅広いソフトウェアサポート ●New EAFは、ASCOMとINDIの両方のプロトコルをサポートしており、幅広い天体写真ソフトウェアと互換性があります。 ZWO開発プラットフォーム：ASIStudioおよびASIAIR APP サードパーティ製ソフトウェア：SharpCap、FireCapture、Maxim DL、The SkyX、SGP、Nebulosityなど FocusMaxなどのサードパーティ製フォーカスソフトウェアとも互換性があります

ハンドコントローラー（オプション）*（New EAF・アドバンスセットには付属） ●EAFハンドコントローラーは、高品質で環境に優しいABS素材を採用し、快適なグリップを実現しています。IN/OUTボタンを備えたこのハンドコントローラーは、 望遠鏡のフォーカス操作を容易にし、パソコンやスマートフォンに頼ることなくスムーズなマニュアルフォーカスを可能にします。また、操作中の微細な振動を最小限に抑え、正確なフォーカス維持をサポートします。標準EAFユーザーにとって「マストハブ」なオプションです。

セットアップ手順 1. お使いの望遠鏡に適切なサイズのレンチを使用して、望遠鏡接眼部のピントノブを取り外します。 2. 接眼部のフォーカスシャフトにカップリングを取り付け、2mm六角レンチで固定ネジを締めます。 3. 電動フォーカサー本体をカップリングに取り付け、EAFモーターシャフトの平面部を固定ネジに合わせ、付属の2mm六角レンチで固定ネジを締めます。 4. 付属のM4ネジを使用して、EAF本体をブラケットに固定し、ブラケットを接眼部底面の対応する取り付け穴に固定します。ブラケットがEAFの取り付け面と隙間なく面一になり、接眼部底面と密着し、平行になっていることを確認してください。 5. EAFのすべての接続が確実に接続されていることを確認します。これでEAFのハードウェアの取り付けは完了です。 6. 画像のような湾曲したフォーカサーの場合、EAFを固定するには、元々のドローチューブ固定ネジを使用し、ブラケットの表裏にワッシャーを使用し、ネジを締めてもドローチューブが固定されないようにします。EAFブラケットの底部には溝があり、1本のネジでも十分な安定性が得られます。

寸法図

セット内容