「あと少しでピントが出るのに・・・」という、天体望遠鏡ユーザーが時々直面する歯痒い合焦問題を解決するために、笠井が独自に開発したユニークな「焦点引出（Focal Point eXtracting）」用特製フィルター。両面とも精密に研磨され、ブロードバンドマルチコートが施された３mm厚の無色透明な平行平面光学ガラス（オプティカルウィンドウ）をフィルター枠に収納。アイピースや天頂ミラーKasai FPX Filter Light Path、アダプター類等のフィルターネジに装着するだけで、焦点位置を１mm後方にシフトさせることが可能です。もちろん像の劣化や収差の発生、視野着色等は事実上皆無で、倍率も元のままです。
複数枚同時に使用することにより、焦点シフト量を＋１mmづつ増してゆくことも可能。バックフォーカスが短い望遠鏡で合焦を得たい時はもとより、特にアイピース交換式の双眼望遠鏡など、合焦のための追加工（鏡筒を切る等）の余地が全く無い機材で合焦を得たい場合に大きな威力を発揮します。もちろん写真用にも使用可能。FPXフィルターの併用で、今までピントが出なかったアイピースで快適な観測をお楽しみ下さい。
- 持っているアイピースのうち、特定の製品だけ微妙に前ピンで合焦しない。
- アイピース交換式の双眼望遠鏡で、ぜひ使いたいアイピースがもうちょっとで合焦しない。
- 正立ミラーシステム等を使うと、もう少しのところで合焦しない。
- ニュートン反射で、直焦点撮影があと少しで合焦しない。
- 双眼装置を使った時に、あとちょっとで惜しくも合焦しない。
- 強い近視のため、アイピース交換式の双眼望遠鏡で、もうちょっとのところで合焦しない。
- 天頂ミラーやプリズム類を使うと、あと少しのところで合焦しない。
